====== イナゴの佃煮 ====== 多少好き嫌いは分かれてしまいますが、長野県の農村部での伝統食であり、 貴重なタンパク源のひとつであるイナゴの佃煮のご紹介。 {{:300px-inago_no_tsukudani_02.jpg?200|}} いなごの佃煮(いなごのつくだに)とは、バッタの仲間の昆虫・イナゴを佃煮にした料理である。 この料理の食味は一般的な佃煮と同じく甘辛く、わずかに緑茶の茶葉のような爽やかな風味もある。歯ごたえは小エビに似る。 イナゴは長野県や群馬県など、海産物が少ない山間部を中心に多く食用とされる。佃煮にされるのは、体長3センチメートル前後のイナゴの成虫である。関東の一部では売られている地域もある。 長野県伊那谷地方などのように、蜂の子やざざむし、ゲンゴロウといったイナゴ以外の昆虫(またはその幼虫)を佃煮とする地方もある。また、佃煮のほか、イナゴを炒めた「なご炒り」という料理もある(長野県大町地方など)。味はエビに似る。

珍しい食材って事で思い出されるのが「イナゴ」ですね。最近では昆虫食が話題にもなりますが、昔からのイナゴの佃煮🤤甘辛くしたイナゴが美味しいんですよね。#ブリーズ929 pic.twitter.com/6egg8GKg7n

— ジェームズ煩悩 (@FanJemuzu106TOM) February 7, 2024
===== 主な材料・調理法は以下の通り ===== 秋に田んぼなどで大量に発生するイナゴを集める。また、イナゴ料理が盛んな地域では、食用としてイナゴの生体が市販されている場合もある。数日飼って糞出しを行ったのち、ギザギザのある後ろ脚や羽を必要に応じて取り除き、ざるにいれて水洗いし、焙烙(ほうろく。素焼きの土鍋)などで炒ったあと、大鍋で長時間熱湯で煮る。醤油や砂糖などの調味料を加え、さらに数時間煮続けることで佃煮となる。