多少好き嫌いは分かれてしまいますが、長野県の農村部での伝統食であり、 貴重なタンパク源のひとつであるイナゴの佃煮のご紹介。
いなごの佃煮(いなごのつくだに)とは、バッタの仲間の昆虫・イナゴを佃煮にした料理である。
この料理の食味は一般的な佃煮と同じく甘辛く、わずかに緑茶の茶葉のような爽やかな風味もある。歯ごたえは小エビに似る。
イナゴは長野県や群馬県など、海産物が少ない山間部を中心に多く食用とされる。佃煮にされるのは、体長3センチメートル前後のイナゴの成虫である。関東の一部では売られている地域もある。
長野県伊那谷地方などのように、蜂の子やざざむし、ゲンゴロウといったイナゴ以外の昆虫(またはその幼虫)を佃煮とする地方もある。また、佃煮のほか、イナゴを炒めた「なご炒り」という料理もある(長野県大町地方など)。味はエビに似る。
珍しい食材って事で思い出されるのが「イナゴ」ですね。最近では昆虫食が話題にもなりますが、昔からのイナゴの佃煮🤤甘辛くしたイナゴが美味しいんですよね。#ブリーズ929 pic.twitter.com/6egg8GKg7n
— ジェームズ煩悩 (@FanJemuzu106TOM) February 7, 2024
秋に田んぼなどで大量に発生するイナゴを集める。また、イナゴ料理が盛んな地域では、食用としてイナゴの生体が市販されている場合もある。数日飼って糞出しを行ったのち、ギザギザのある後ろ脚や羽を必要に応じて取り除き、ざるにいれて水洗いし、焙烙(ほうろく。素焼きの土鍋)などで炒ったあと、大鍋で長時間熱湯で煮る。醤油や砂糖などの調味料を加え、さらに数時間煮続けることで佃煮となる。
田畑の多い田舎の伝統食というか、タンパク質源の少ない山間部での栄養補給の知恵というか、先人達の知恵の結晶です。 今では栄養目的とか、食料危機のためではないですが、伝統食として、お土産などでよく見られます。
イナゴの佃煮の魅力はいくつかあります!イナゴは日本では昔から食べられており、その栄養価の高さや独特の風味が人々を魅了しています。イナゴの佃煮は、その独特の食感と風味を楽しむことができる一品です。
まず、イナゴは栄養価が非常に高く、たんぱく質やミネラル、ビタミンなどが豊富に含まれています。特にたんぱく質の含有量が多く、筋肉や骨の形成に必要な栄養素が豊富に含まれています。また、イナゴには脂肪が少ないため、ヘルシーな食材としても注目されています。
佃煮にすることで、イナゴの独特の風味が引き立ちます。佃煮の調理法によって、甘みやしょっぱさ、香りなどを調整することができ、そのバランスが絶妙な味わいを生み出します。イナゴの佃煮は、ご飯のお供としてだけでなく、おつまみやおやつとしても楽しむことができます。
さらに、イナゴの佃煮は保存性が高いため、長期間楽しむことができます。常温で保存できるため、手軽に食べることができるのも魅力の一つです。
イナゴの佃煮は、栄養価が高く、独特の風味を楽しむことができるだけでなく、保存性も高いため、多くの人に愛されています。日本の伝統的な食材でありながら、現代でもその魅力を堪能することができる一品です。ぜひ、一度試してみてください!
参考